カリキュラム変更をきちんと抑える
こんにちは!11月に入り、試験まで3か月を切りました!先月から私の方も介護福祉士国家試験対策講座を始めました!今後はYoutubeなどで多くの方の受験生の力になればと思っています。
2科目目は「人間関係とコミュニケーション」です。全部で4問 出題されます。第35回から2問→4問に出題数が増えています。出題範囲に「チームマネジメント」の項目が追加されています。この項目は介護福祉士がリーダーとして活躍するための必要なスキルアップにつながる学びの内容になっています!
この科目の攻略ポイントは以下の通りです!
☆基本的には「受容・共感・傾聴」の3原則で対応する
☆信頼関係(ラポール)形成のために自己覚知、自己開示などのコミュニケーション技法を使う
☆短文事例が1問以上は出る
☆チームマネジメントが追加(OJT、スーパービジョン、PCDAサイクルなど)
※介護福祉士は現場のリーダーになってほしいという考えがあるようです。
☆コミュニケーション技術とまとめて勉強していく(範囲が被るので一緒に学ぶことが可能)
このポイントを踏まえて、過去問を解いていきましょう。
人間関係とコミュニケーション①
過去問からを解きながら解説を加えていきます。
○第32回 問題3
他者とのコミュニケーションを通した自己覚知として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 自己の弱みより強みを重視する。
2 自己の感情の動きとその背景を洞察する。
3 自己の行動を主観的に分析する。
4 自己の私生活を打ち明ける。
5 自己の価値観を他者に合わせる。
自己覚知:自分のものの見方や考え方を客観的な視点から理解することです。相手ではなく、「自分」のことです。文字からイメージしていくと、「自己覚知=自分(自己)の性格や考え方を覚えて知ること」です!こうすることで、先入観や偏見をなくしフラットに利用者と接することができるようになります。では解説していきます!
1:× 「AよりB」はNGワードになります。強みも弱みも知ることが大切です。
2:○ 自己覚知のことです。
3:× 主観的×→客観的に分析することです。
4:× 自己開示のことです。
5:× 自分の感情を理解し、言動をコントロールすることです。
人間関係とコミュニケーション③
では次の問題です!
○第35回 問題4
Bさん(80 歳,女性)は,介護老人保健施設に入所が決まった。今日はBさんが施設に入所する日であり、C介護福祉職が担当者になった。C介護福祉職は、初対面のBさんとの信頼関係の形成に向けて取り組んだ。
C介護福祉職のBさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 自発的な関わりをもつことを控えた。
2 真正面に座って面談をした。
3 自分から進んで自己紹介をした。
4 終始,手を握りながら話をした。
5 孫のような口調で語りかけた。
短文事例は文章にヒントがあるのできちんと読み込んでいくことが重要です。
この問題は「初対面のBさんとの信頼関係形成」を行うために、介護福祉職として初めに何をするか問う問題です。では解説していきます!
1:× 「控える」はNGワードです!関わりを持つことで信頼関係形成に繋がります。
2:× 対面法だと圧迫感が強ままります。斜めに座る直角法の方が初対面のBさんにとってはよいです!
3:○ 自己開示をすることで安心し信頼関係形成に繋がります!
4:× 初対面であり、いきなりスキンシップは不快感につながります!「終始」と強調しているのでなおさら×です。
5:× 初対面の人に馴れ馴れしい対応されるのは不快感を感じます!
人間関係とコミュニケーション④
次の問題は追加された「チームマネジメント」の問題です!
○第35回 問題6
D介護福祉職は、利用者に対して行っている移乗の介護がうまくできず、技術向上を目的としたOJTを希望している。
次のうち、D介護福祉職に対して行うOJTとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 専門書の購入を勧める。
2 外部研修の受講を提案する。
3 先輩職員が移乗の介護に同行して指導する。
4 職場外の専門家に相談するように助言する。
5 苦手な移乗の介護は控えるように指示する。
OJTとは、職場内で具体的な仕事を通じて仕事に必要な知識、技術などを指導教育することです!
1:× 自己啓発援助制度(SDS)のこと(職場内外での自己啓発活動に対し、資格取得含め時間面や経済面で援助する)のことです。
2:× Off-JT(職場外の教育・学習)のことです。
3:○ 具体的な仕事を通じて指導教育している
4:× コンサルテーションのこと(日常の援助チーム以外の専門家に的確な情報や意見を求め、援助に役立てること)
5:× 「控える」はNGワード!D介護福祉職の移乗介助の技術向上になりません!