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手のぬくもりが届ける、優しい癒しの時間 ~セラピューティック・ケア体験会レポート~

ケアカレッジ「介護のココロのケア」担当、グリーフケアアドバイザーのマミコです。

2月14日(土)、バレンタインデーのこの日、アピタ新潟西店2階「Komachi介護転職カウンター」で、セラピューティック・ケアの無料体験会を開催しました。

当日は11名の方にご参加いただき、手のぬくもりだけで心と体をほぐす、優しいケアの時間を共有することができました。

今日は、体験会の様子と、私自身が感じたセラピューティック・ケアの魅力について、お伝えしたいと思います。

セラピューティック・ケアって何?

「セラピューティック・ケア」という言葉、初めて耳にする方も多いかもしれません。

実は私も、このイベントを通じて初めて知りました。
「セラピューティックって何?」「セラピーなんだろうけれど…」と、最初は想像がつかなかったのですが、実はとってもシンプルで優しいケアなんです。

セラピューティック・ケアとは、英国赤十字社発祥のタッチケア。
オイルや薬剤は一切使わず、着衣の上から、手のぬくもりだけでやさしくなでる、あたたかいケアです。

小さな子供の頃、転んで泣きべそをかいている時におばあちゃんやお母さんが

「痛いの痛いの、飛んでいけ~」

って魔法の呪文と共に、痛む場所に優しく手当てをしてくれたこと、ありませんでしたか?

痛いけど、痛いけど…でも、優しく「手当て」してもらうと、なぜかその痛みが和らぐ不思議な感じ。
おばあちゃんやお母さんは魔法使いなんじゃないか?って思った記憶があります。

「手当て」とは文字通り、手を当てて触れること。
触れてもらうってとってもあったかくて、心を癒す力があるんですよね。

痛い痛いの、飛んでいけ~の他にも、手で優しく背中をトントンとされると安心して眠れたり、頭を優しくなでてもらって「いい子、いい子」って言われるとすごく誇らしくて満たされた気持ちになったり。

触れるって、すごくささやかな行動なのに、とっても愛情深い感覚を味わえるもの。

セラピューティック・ケアは、触れることで「手のぬくもり」を通じ、安心感やリラックスをもたらすケア。

「触れる」ことがベースのケアだから、専門知識や道具がなくても、誰でもできるシンプルなケアとして、ボランティアのためのスキルとして1996年にイギリスで確立された優しいケアです。

セラピューティック・ケアの効果

セラピューティック・ケアには、こんな効果が期待できるそうです。

リラックス効果

交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態に。心と体がゆるみます。

ストレス軽減・不安や緊張の緩和

オキシトシン(愛情ホルモン)の分泌量が増え、セロトニンが活性化されることで、精神が安定します。

コミュニケーション

触れ合いにより、短時間で相手との距離が近まります。夫婦や親子の絆を強める効果も。

身体が温まる

循環機能が活発になり、脚のむくみの軽減にもつながります。

導眠効果

睡眠の質が改善されることも。

わわわっ。
どれもとっても素敵で、暖かい効果ですよね。

もちろん、個人差はあるものですが、「なんだか気持ちがほぐれた」「ほっとした」という感覚を感じていただけるのでは?と思っています。

当日の体験会の様子

セラピューティック·ケア体験会

2月14日(土)の午後1:30~16:00まで、こまち介護転職カウンターで無料での15分施術体験を行いました。

当日は11名の方に、じんわりと暖かい「触れるケア」をご体験いただきました。

バレンタインプチギフト

この日はバレンタインデーということもあり、体験にご参加いただいた皆様に、ささやかなプチギフト(入浴剤とお菓子、カイロ)をご用意させていただきました。

癒しを体験してもらった後、おやつでほっとひと息ついていただいて、さらにバスタイムでも入浴剤で心と体をゆるめてもらいたい。
心と体が持続してほぐれてくれていたら嬉しいな、という願いを込めて。

セラピューティック·ケア体験会

私もイベントの合間にケアを体験させていただいたのですが、マッサージなどと違って力を感じないにも関わらず、触れてもらっている場所がふわーーっと力が抜けて柔らかくなっていくような、とっても不思議なフワフワしたリラックス感を味わいました。

そっか。
大人になると「ただ優しく触れてもらう機会」って、あまりないですもんね。

子どものときに周りの大人から届けてもらって感じていたような「大丈夫だよ」「いいんだよ」というような、大きな愛のぬくもりのような感触を、改めて感じるというか、すごーーーくホッとする感覚。

ご参加いただいたご年配の方と少しお話をさせていただいたのですが、ご主人を見送られて現在はおひとり暮らしをされているそうで、そうなると「触れ合う」という機会がグッと少なくなるもの。

私も一人暮らしで、自分が「優しく触れてもらう」という機会がほぼなかったと気付き、だからより一層「じわーーっと届く暖かさ」が染みました。

そうそう!
触れると言えば、私たちは「ぬいぐるみ」や「ペット」など、ぬくもりのある暖かい存在に触れるのを喜びだと感じますものね。

なんで触れることが効くんだろう?って思考しようとしますが、きっとその思考を飛び越えて五感で届くのが「触れる」という体験なんだなと、改めて実感しました。

ほら、ブルースリー先生もおっしゃっているじゃない!

「考えるな、感じろ」って。

参加者の方々の声

私たちは毎日、様々な出来事を前に頑張って生きています。
気付いていないようなストレスを抱えたり、キャパオーバーになってしまったり。
疲れすぎて心も体も無感覚…なんてことだってあります。

セラピューティック·ケア体験会

『セラピューティック・ケア』があまり馴染みがないこともあり、少し気になる感じで通る方にお声がけしてもご参加いただけないこともありましたが、半信半疑という感じでご体験いただいた方たちが、施術後にはみなさん「気持ちよかった」と嬉しいお声をいただき、表情もふわーーっと緩んでいたのが印象的でした。

ご参加いただいた方のお声では

・リラックスできた
・気持ちが落ち着いた

という声を多数いただきましたが、

・気分が前向きになった

というお声もあり、「触れる=暖かいエール」をもらえることで、癒しだけではなく前向きに気持ちが変わるのだなぁ~というのも気づかせてもらいました。

また、セラピューティック・ケアを初めて体験される方がほとんどでしたが、みなさん「ぜひまた利用したい」「機会があれば利用したい」とおっしゃっていました。

セラピューティック·ケア体験会

私はイベントを見守っていたのですが、施術を受けはじめてすぐに、みなさん目をつぶって心地よさを味わい出され、肩の力が抜けていくのが見て分かるほどでした。

それを見ながら「うんうん、ほんとに不思議だけれど気持ちよくって癒されちゃうんだよね~」と、先に体験済みの私は頷きまくりでした。

私が感じた、セラピューティック・ケアの不思議な力

セラピューティック・ケアの効果の一つに、「睡眠の質の改善」というものがあるそうなのですが、私は施術体験後の夜、すごく眠たくなってベッドに潜り込むと、コトンとしなやかに眠りにつき、朝までぐっすりと深く眠れました。

これもきっと、セラピューティック・ケアで癒されて自律神経が整ったからかな?とかってに解釈しています。

ご参加いただいたみなさんも、触れることで癒されて、心地よくあたたかい夢が見れていたらいいなぁ。

以前、「アクセスバーズ」という、頭に触れてケアしてもらう施術を体験したことがあるんですが、これがもう、不思議で!!
ただ触れてもらっているだけなのに、頭の中がスッキリして、心も体もふわっと軽くなったような感覚があったんです。

「触れるだけで、こんなに変わるんだ…!」って、その時に実感しました。

セラピューティック・ケアも、きっとそんな風に、じんわり優しく、疲れや心身の痛みに効くんだろうな、と思うと、その現場に立ち会えてとても嬉しかったです。

施術をする人も癒される

イベント主催者の佐藤佳奈子さんは普段はお仕事をされていて、お休みの日にボランティア活動で「セラピューティック・ケア」をされているそう。

「お休みがなく働いて、大変じゃないですか?」と聞いたところ、

「触れることで私も癒してもらって、充電してるんです」

とふかふかの大きな笑顔でおっしゃっていました。

そうか!!
一方的に「触れる」のではなく、「触れ合う」って言うセラピーなんだなぁ~と、セラピューティック・ケアの奥深さを感じさせてもらいました。

ただ「触れればケアになるんでしょ!」というものではなく、触れる作業に、きっと愛が込められているから、その愛情が触れ合いを通じて届いて還ってくる。
優しいぬくもりは、触れたらそれが膨らんで、きっと通じ合って循環するのかもしれませんね。

こまち介護転職カウンターという場所を通じて、あまり馴染みのなかった「セラピューティック・ケア」を体験してもらえてヨカッタ!!

そしてまた、こまち介護転職カウンターが『橋渡しの場』のような役割を果たせるようになっていけたらいいな~と思っています。

セラピーのお供には、優しい香りと光

セラピューティック・ケア体験会

セラピーのお供には、アロマよりももっと微かに柔らかく香る「お茶」の香りが添えられていました。

お茶を焚いている機械からは、ほんのり柔らかい光がこぼれ、香りだけではなく視覚にも優しい空間づくりをされているのを見て、セラピーを通じて「癒されて欲しい」という思いが溢れているなぁ~としみじみ。

バレンタインの体験会では、セラピストさんは5名も集まっていただき、皆さんそれぞれから「セラピューティック・ケア」の心地よさ・癒しの力についてお話してくださいました。

セラピストさんたち皆さん、ほんわか笑顔で施術自体を楽しんでいるのが伝わってきて、だから当然なのですが、その場の空気がワントーン明るく感じました。

楽しむことが、きっと癒しを与える力に変わっているのかもしれませんね。

認知症ケアにも効果的

また、佐藤さんからはセラピューティック・ケアが認知症の方のケアにも効果的だというお話を伺いました。

認知症に伴う不安、痛み、苛立ちなどなどにも、言葉ではなく「触れる力」でストンと届く。

私たちはどうしても「言葉」や「思考」で理解しようともがくことがありますが、感じるというのは考えることを飛び越えて届く力がありますものね。

触れることで脳からはオキシトシンという幸せを感じるホルモンが勝手に出てしまいますし、うん、確かに幸せって「感じる」ものですものね!

こまち介護転職カウンターについて

アピタ新潟西店の2階にある『こまち介護転職カウンター』では、介護の資格を持ち、現場経験のあるスタッフが

・介護職への転職を考えている方
・介護の資格を取りたい方
・ご家族の介護で老人ホームを探している方

といった、介護にまつわるいろいろなご相談を無料でお受けしています。

また、今回のような体験会やイベントも不定期で開催しています。

▼こまち介護転職カウンター
https://komachi-kaigocounter.com/

▼Instagram(最新イベント情報はこちら)
https://www.instagram.com/komachi.kaigo.counter/

今後のイベント情報

こまち介護転職カウンターでは、今後も様々なイベントを開催予定です!

成年後見制度 相談会

日時: 2月26日(金)14:00~16:00
登壇: 相談員 社会福祉士・土田純一さん

「これって誰に相談したらいいんだろう?」という、

・お金の手続き・管理
・入院や施設入所の契約
・福祉サービス利用の手続き
・定期的な見守り・訪問
・相続時の協議や手続き

などなど、成年後見制度に関することを中心に、幅広くご相談いただけます。

申込み不要/自由参加OK/参加費無料

介護付有料老人ホーム 愛広苑一番館「個別入居相談会」

日時:
3月6日(金)12:30~17:00
3月7日(土)9:00~12:30

・要支援1から入居可能
・短期間のご入居もご相談OK
・予約なしでも対応可能(ご予約で優先案内)
・フレイル予防のための『簡易身体機能チェック』も実施

老人ホームについて、なかなか知る機会というのはありませんよね。
相談会を通じて、気軽に気になることをご質問いただけるチャンスです!

リフレッシュ体験イベント

日時: 3月10日(火) 10:00~16:30
料金: 全てワンコイン500円にて体験!

◆陽葵楽

・耳のリンパケア
・五行アロマDEプチ退室診断

◆cocona

・椅子に座っての10分ヘッドスパ

◆CLEAR

・もみほぐし10分

短時間でもスッキリ&癒しの時間をぜひ体験しにきてください。

ご予約・お問合わせは、こまち介護転職カウンターのインスタグラムからDMにてお願いいたします。
もちろん、当日参加もOK!

セラピューティック・ケア体験会の情報は

セラピューティック・ケア体験会イベント情報は、佐藤佳奈子さんのインスタグラムからご確認ください。

▼佐藤佳奈子さん Instagram
https://www.instagram.com/kanakana_therapy/

日本セラピューティック・ケア協会の講師を務められている佐藤さんから、今後のイベント情報も発信されています。

・お仕事で疲れている方
・子育て中の方
・気分転換したい方
・なんだか元気が出ない方
・体が重たくて疲れが取れない方
・イライラしてしまう方
・頭が重くて目も疲れる方
・ストレスを感じている方
・冷え性でつらい方
・睡眠で悩みがある方

セラピューティック・ケアを通じて「体と心を温めてほぐす」ことで、優しく癒される体験をぜひ味わってみてください!

* * *

こまち介護転職カウンターでは、これからもさまざまなイベントを通じて、みなさんの心と体が少しでもほっとできる時間をお届けできればと思っています。

最新のイベント情報は、こまち介護転職カウンター公式Instagramで随時発信しておりますので、ぜひフォローをよろしくお願いします。

▼こまち介護転職カウンター Instagram
https://www.instagram.com/komachi.kaigo.counter/

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マミコ

マミコ

グリーフケア・アドバイザー

株式会社ドットコム・マーケティング在籍。 2021年、グリーフケア・アドバイザー1級取得。 2024年、動物医療グリーフケア®「ペットライフグリーフケアアドバイザー」認定。 人生で最もつらく答えのない苦しみに対峙するのが喪失体験です。『哀しむことは愛すること』という言葉を胸に、愛で見守り・愛で受け止め・愛で支えるグリーフケアを目指しています。 グリーフケア分野以外のお悩み相談・カウンセリングでは、自分に優しさを向けて思いやり、自己受容する生き方のサポートを得意とする。

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