【問題8】介護保険法において現物給付化されている保険給付として正しいものはどれか。 2つ選べ。
- 居宅介護サービス計画費の支給
- 特定入所者介護サービス費の支給
- 居宅介護福祉用具購入費の支給
- 高額介護サービス費の支給
- 高額医療合算介護サービス費の支給
答え:1.2
【問題8】の解答解説
<現物給付と現金給付の違い>
現物給付:利用者は自己負担額を支払い、差額は給付金としてサービス事業者に支払われる
現金給付:手当金や還付金など、直接現金で支払われること
1…正しい
介護保険のサービスは28サービスありますが、そのうちの26サービスが現物給付です。2つだけが現金給付(償還払い)となります。
- 居宅介護福祉用具購入費
- 居宅介護住宅改修費
この2つになります。
試験対策的には、介護保険サービスはほとんどが現物給付であり、例外的に2つだけが現金給付と押さえておくといいですね。この設問にある「居宅介護サービス計画費」というのは、利用者にケアマネジメントという”サービス”という形で保険給付がされますので、現物給付となります。
2…正しい
特定入所者介護サービス費とは、簡単に言いますと、利用者負担を軽減するための制度です。
介護保険施設への入所やショートステイを利用する場合、食費と居住費(滞在費)は原則として全額自己負担となります。
しかし、所得や資産等が一定以下の方にとっては食費・居住費まで支払いきれない方もいらっしゃいます。そういった方のために負担限度額が設けられており、この超過分が「特定入所者介護サービス費」として介護保険から補足給付されます。
例えば、食費の足りない分を特定入所者介護サービス費として支給されることで、施設から「食事の提供」という形で現物給付を受けることになります。
3…正しい
居宅介護福祉用具購入費は、4月1日から翌3月31日までの1年間で10万円を限度として支給されます。
腰掛便座や入浴補助具などの特定福祉用具を購入する際には居宅介護福祉用具購入費が充当されますが、購入においては、一旦利用者が全額を支払い、自己負担分を除いた差額が申請により後日現金で支払われる償還払いとなります。
現物給付ではなく現金給付(償還払い)となるため、この設問は誤りとなります。
4…誤り
高額介護サービス費とは、1か月に支払った利用者負担(定率負担)の合計額が、所得に応じた月単位の負担上限額を超えた時に、超過分が後日払い戻しされることをいいます。これも現金給付(償還払い)になります。
5…誤り
高額医療合算介護サービス費とは、1年間の医療保険と介護保険の自己負担額の合計が著しく高額の場合、その超過分を医療保険と介護保険からそれぞれ払い戻されることをいいます。これも現金給付(償還払い)となります。
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