指定短期入所療養介護について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 検査、投薬、注射、処置等は、利用者の病状に照らして妥当適切に行うものとされている。
- おむつ代は、利用者が負担するものとされている。
- 胃ろうがある場合には、利用できない。
- 日帰りの利用はできない。
- 短期入所療養介護計画は、既に居宅サービス計画が作成されている場合は、当該計画の内容に沿って作成しなければならない。
答え：1.5
【問題42】の解答解説
短期入所療養介護というのは、医療系のショートステイです。
これは、居宅サービスの一つです。
本来介護保険のサービスを提供するためには、都道府県から指定を受けなければなりませんが、老健、介護医療院はみなし指定で短期入所療養介護を提供することができます。(病院・診療所は療養病床を有している所のみ)
1…正しい。
短期入所療養介護では、医療ニーズが高い方も利用できます。過去には、”検査、投薬、注射、処置等の診療を行ってはならない”といった内容や、”投薬以外の診療を行ってはならない”というふうに出題されたこともあります。
2…誤り。
短期入所療養介護の利用者のおむつ代は保険給付ができます。ちなみに、おむつ代が給付できる対象サービスは、「入所」サービスと覚えましょう。介護保険施設・地域密着型介護老人福祉施設・短期入所生活介護・短期入所養介護ですね。
3…誤り。
胃ろうであっても利用できます。要介護４または５であり、計画的に医学的管理を行い、療養上必要な処置（胃ろう・ストーマ・重度の 褥瘡等）を行った場合、重度療養管理加算を算定できます。
4…誤り。
日帰りのサービスとして、特定短期入所療養介護があります。難病などのある中重度者やがん末期の要介護者を対象としています。
5…正しい。
短期入所療養介護計画は、事業所の管理者が作成します。既に居宅サービス計画が作成されている場合は、当該計画の内容に沿って事業所の管理者が作成します。
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