傷病に関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 診察や検査は、医師の負担が少ないものから行う。
- 診断は、医師又は歯科医師が行う。
- 患者は、自分の傷病の内容を知り、どのような治療を受けるか、自己決定する権利を有している。
- 予後に関する説明では、患者の理解力なども考慮し、必要に応じて家族の立ちあいを求める。
- 介護サービスの選択を助言するに当たり、予後は考慮しなくてよい。
答え:2.3.4
【問題33】の解答解説
1…誤り。
診察や検査は医師の負担が少ないものからではなく、患者の負担が少ないものから行います。
2…正しい。
医師法、歯科医師法により「医師でなければ、医業をなしてはならない」と定めており、医師でないものが医業(医行為)を行うことを禁じており、「診断」も医師以外の者が行うことは許されないとされています。
3…正しい。
医師は、検査の結果や病気の予後や治療について患者に対して説明を行います。これをインフォームドコンセントといいます。
医学的診断の流れとしては、以下の6ステップになっています。1:主訴、病歴確認、2:診察、3:インフォームドコンセント(検査の必要性の説明・同意)、4:検査実施、5:インフォームドコンセント(検査結果や予後、治療の説明)、6:治療開始こうなっています。インフォームドコンセントというのは、患者が説明を受けて同意するということです。患者には、自分自身の病気に関する病状や予後、治療の方向性などについて十分説明を受けた上で、どうするかを自分で決める権利があります。
4…正しい。
予後とは、疾患が今後たどり得る経過のことをいいます。 基本的に、疾患の予後に関する情報は、本人に説明されるべきものですが、認知機能や理解力の低下、心理状態なども考慮し家族の立ち会いを求めることもあります。
5…誤り。
予後とは、病気や治療などの医学的な経過についての見通しのことです。「予後がよい」といえば、「これから病気がよくなる可能性が高い」、「予後が悪い」といえば、「これから病気が悪くなる可能性が高い」ということになります。介護サービスの選択を助言するときに病気や治療などの経過や見通しを考慮することは必要です。
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