ケアカレッジ「介護のココロのケア」担当、グリーフケアアドバイザーのマミコです。
2026年のご挨拶をしたばかり…
だと思っていたのに、もう2月になっていてビックリ!!
あっという間に時が過ぎていくことを実感する今日この頃です。
私には「うっかり」が内蔵されているため、実は節分のことも忘れていて、恵方巻の予約をし忘れました。
…が、当日スーパーに行ったら買うことができました!
鬼よサヨナラ
福はようこそ♡
と無事に節分ができたので、今年もいいこといっぱい確定!と勝手に決めちゃいました。えへへ。
そうそう!もうじきバレンタインデーですね~。
恋人や友達、家族など、大切な人に愛や感謝を伝えられる素敵な日。
日頃は口にするのが照れ臭い「大好き」「ありがとう」を、小さなお菓子やプレゼントと共に、大切な人に伝えることができたら素敵ですね。
2月は冬真っ盛りですが、少しずつ日の出が早くなり、日の入りが遅くなってきたのを感じます。
一歩ずつ春に近付いているのが分かり、なんだか嬉しくなりますね。
寒い冬は苦手なのですが、あったかい飲み物が染みて「はぁ~、幸せ♡」とニッコリしちゃう季節。
ささやかなひとときが、心を温めてくれる大切な時間を味わいながら、指折り数えて春を待っているところです。
小さな傷の痛みと、癒えるまでの時間
先日、アルミホイルの縁というのか切り口の部分で、スパッと指を切ってしまいました。
傷自体は深くないのですが、この手の”切り傷”って地味に痛いんですよね。
手指などの動く部分は絆創膏を貼ってもはがれやすいので、最近は『水絆創膏』というものを使っています。
水絆創膏はその名の通り、液体の絆創膏。
刷毛で傷口に液体を塗り広げるのですが、液体が乾くことで透明のフィルムのようになります。
水濡れしても曲げ伸ばしをしても剥げないので、すごく便利です!
難点は…
傷に液体を塗ると「ヒーーッ」と染みるところ。
乾くまでの数十秒だけなのですが、染みると分かっているので、塗るには小さな勇気が必要です。
水絆創膏で塗った切り傷は些細な切り傷で、絆創膏で保護しておけばいつしか傷がくっつくとはいえ、どんなに焦っても『傷がくっつくまでの時間』というのが必要です。
傷があれば、どうしても時にピリッとかズキッとか、痛みだって感じてしまうことがあります。
傷がくっつきかけてきたな~と思っていた矢先に、ちょっとした衝撃が加わって傷が開いてしまうこともあるし、治りかけてまたかさぶたが剥げてしまって血が出ることもあります。
そしてやっぱり、塞がりかけていた場所が開くときにも「それなり」の痛みが伴うんですよね。
心の傷だって同じように、時間が必要
体の傷が治るまでにはある程度の時間が必要なように、目には見えないけれど「心の傷」だって同じように癒えていくのに時間がかかるものです。
そして、目には見えない分だけ、傷の大きさに気付けなかったり、傷があることを無視してしまうことすらあります。
傷があるときに心が感じる「痛み」「悲しみ」「怒り」「悔しさ」といった、できれば早く手放したいようなものがありますが、これがなかなかしぶとくて、消し去りたいと思っても簡単には消えてくれないんですよね。
心の傷は、必ずしも時間が経てば癒えるとは言えないけれど、時間が薬のようにゆっくりと効いてくれることがあるのも事実。
「時間薬(ときぐすり)」なんて言葉を耳にしたこともあると思いますが、体にできた傷が回復するのに「時間」が必要なように、悲しみや心の痛みにも、時間がまるでお薬のようにやさしい治癒の手助けをしてくれることがあります。
心がパックリと切りつけられるような出来事があれば、当然傷付いたところからは血が出て熱を持ち、痛みを伴います。
目には見えないけれど、傷がつけば痛いものは痛いんです。
傷が癒えるのには、時間が必要じゃないですか!
今パックリと開いた傷が、明日にピッタリくっついて傷跡すら分からないくらいキレイになるなんて、ありえないですよね。
ましてや、心の傷には直接絆創膏を貼ることも、痛み止めを処方することも、薬を塗ることもできません。
傷口に触れられないときには、その傷が開かないようにできるだけじっとしているしかできない。
無理して動いたら、傷の治りだって悪くなって長引いちゃいます。
せっかくくっついてきた傷が、再び口を開くことだって…、ねぇ。
今は「時間という薬」に任せてみる
苦しいからこそ、悲しいからこそ、悔しいからこそ、早く解決したいと思ってもがきますが
そんなにすぐに解決できるような問題ならば、こんなに傷が深いものではないんじゃないでしょうか?
手当てが難しいほどの大きな痛みや、どうにも手放せない思い、解決の見通しが立たない問題に、真正面から向き合い続けてホトホト疲れてしまっているならば、
今は目の前のことを解決せずに、時間という薬が効くかもしれない
と、時に任せてみるのも一案かもしれません。
逃げでも諦めでもなく、今は目の前のことに向き合えるほど元気じゃないのだから
傷がくっつくまで「しばしの休憩」をしてみよう
と考えるのはどうでしょうか?
時間のお薬は、何かしらの解決策を見つけてきてくれるかもしれませんし、解決策がなかったとしても時間をかけて休憩することで「問題や悲しみに向き合う力」がまた蓄えられてきますから。
問題や悲しみ、不甲斐なさや苦しみには、何も真正面から向かい合うばっかりが必要なわけではありません。
時には力を抜いて「何もしないでいる」ことが、解決につながることだってあり得るのですから。
冬の時間を受け入れる
だって、冬だし。
冬には種を蒔いたって咲かないし。
だって、冬だし。
身動きするのにも時間がかかる今は、動くには適していないし。
冬にがむしゃらに土を耕しても、ただ疲れてしまうばかりで願ったような成果が得にくいものです。
でも、ちょっとだけ時間が過ぎ行くのをゆったり待てば、春が来ます。
時間に身を委ねて、何もできない冬の季節が過ぎるのを待てば、動き出せる日がくるのだから。
不思議なことに、私たちは『同じでい続ける』ということが苦手なようです。
体だって知らないうちに細胞が入れ替わっちゃったり、爪や髪の毛が伸びて「否応がなしに変化」しちゃいます。
傷が深いときに、じっとせずに動いたら痛くて血が出てしまいますが、傷が治ってきたらじっとしているのも退屈になってきて、何かしたくなっちゃいます。
ほら、疲れたから休みは全部「寝て過ごそう」と思っていても、しっかり寝て疲れが取れると、お昼寝しようとしても眠れなかったりするじゃないですか!
ね!
だから「動けないとき」には『時間というお薬を塗って待つ時間』として、何もせずにいてもいいんです。
自分に優しい「言い訳の呪文」
動かない自分に罪悪感を感じちゃったら、悲しみから抜け出せない自分を責めそうになっちゃったら、自分に優しい『言い訳の呪文』を呟きましょう。
冬なんだもん。
今、すごく吹雪いていて、
無防備な私が動いたら
凍死しちゃうから。
春が来たら、ちゃんと動けます。
そのために『冬眠』するように、力を蓄えているのですものね。
タイミングが来たら、きっと大丈夫になるよ。
その時になったら、なんとかなる!
この言葉も私が良くつぶやく「魔法の呪文」です。
今この時には、答えが見つからない問題があったとしても、時間をかけている間に思いもよらずに出会う人が、その問題を解決する手助けやヒントをくれることだってあるかもしれませんし、不思議な形で未来に解決していることだってあり得るわけですから。
今すぐ解決できない悩み、手放せない思いがあるならば、「時間にお任せするんだ」って言いながら、自分を許してみませんか。
頑張り続けてもうまくいっていないならば、休んでみればいいだけ。
自分を責めたら、ますます傷が深くなりますから、傷口を早くくっつけるための「止まる・休むスタイル」だから!と、自分に優しくウインクしてあげましょう。
冬を理由に。
傷を理由に。
動かないときがあったっていい。
きっと、春は来る
大丈夫。
ちゃんと時が巡って春が来ます。
大丈夫。
ちゃんと傷がくっついて、傷跡を抱えながらも歩き出せます。
大丈夫。大丈夫。
私も過去に、身動きできない長い冬の時期を経て、少しずつ動けるようになりました。
そしてまたきっと、何かにつまづいたり、悲しみや悩みにぶつかれば、立ち往生して動けなくなることもあるでしょう。
でもきっと、時間を味方につけながら、例えばそれが何年もかかることがあったとしても、何とかなるだろう…ってね。
なーんて過去形風に言っていますが、私も今「心の冬真っただ中」で、動く力もないくらいに気落ちしたり、頑張れずにいます。
ほんと、人生にはいろんな試練や悩みがついてくるものですものね。
共に自分に「優しい呪文」を唱えながら、傷を労わる時間を大切にしていきましょう!
寒い日が続きますが、あたたかくしてお過ごしくださいね。