リハビリテーションについて適切なものはどれか。3つ選べ。
- 多職種が連携して行う。
- 高齢者のケアは、リハビリテーション後置主義にのっとっている。
- 運動に伴って低血糖発作が起こることがある
- 急性期病床は、急性期リハビリテーションの提供の場である。
- 回復が見込めない要介護高齢者に対しては、実施しない。
答え:1.3.4
【問題30】の解答解説
1…正しい。
リハビリテーションは身体的・機能的回復のためだけではなく、患者さんの健康レベルを最善にするためにも多面的なアプローチが必要です。医師、機能訓練士、看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなど多職種それぞれの専門性を活かし、協働して早期退院、早期社会復帰、QOLの維持・向上を目指します。
2…誤り。
高齢者のケアは、リハビリテーション前置主義です。これは聞き馴染みのない言葉でしたが、「リハビリを後回しにせず、なるべく早い段階からリハビリを行い、機能回復を図りましょう」というものですね。かつては病気や怪我をすると安静にしておきましょうという考え方でした。現在ではすぐにリハビリに移行します。
3…正しい。
糖尿病の治療には、食事療法や運動療法、薬物療法が行われます。
食事療法では、炭水化物、タンパク質、脂質といった三大栄養素をバランスよく摂る
ような指導であったり、ビタミン、ミネラルをきちんと摂ったりします。
運動療法だとウォーキングやスイミングといった有酸素運動や筋力トレーニングですね。薬物療法は、文字通り血糖降下剤の服用であったり、インスリン注射のことです。
適度な運動を行うことは、糖を原料としてエネルギーを作りますので、血糖値を低下させることができますが、運動強度や運動のタイミングによっては、低血糖を引き起こすリスクがあります。
4…正しい。
急性期病床は、病気やケガを発症してすぐの方に対しての急性期リハビリテーションを提供します。入院後、早い段階から理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など連携を図り、無理なく効率的にリハビリテーションを提供しながら早期から患者様の生活を考慮して支援します。ちなみに、リハビリは3段階になっており、1:急性期リハ2:回復期リハ3:維持期リハとなっています。
急性期リハというのは、発症後すぐに廃用の予防などを目的に行われます。
回復期リハというのは、急性期を終えて機能回復や社会復帰を目的として行われます。
維持期リハというのは、急性期や回復期で獲得した機能をより長く維持しましょうと
いうものですね。急性期や回復期は、医療保険制度により行われ、維持期は介護保険
制度で行われます。このあたりも併せて押さえておきましょう。
5…誤り。
リハビリテーションは、回復が見込めない要介護高齢者に対しても必要です。ADL維持目的として、ADL や移動能力等を維持・向上、疼痛緩和、浮腫の緩和などに有効です。
例えば、終末期の方でしたら、進行とともに食事や排泄、入浴といった日常生活
動作の能力が低下します。そういった方に対しても、終末期リハビリテーションとし
て、寝返り訓練や、車椅子への移乗訓練や嚥下訓練などを行ったりします。
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