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介護ココロのケア

半年頑張ったあなたも私も、120点満点?! ~”なにかできたから満点”方式を採用しなくてもいいんだよ~

ケアカレッジ「介護のココロのケア」担当、グリーフケアアドバイザーのマミコです。

「あけおめ」と言っていたのが、つい先日のことのように思うのに…

気づけば、もう2026年の半分が終わったどころか、海の日を超えて夏真っ盛りになっているなんて、もう本当に時間が経つのが早くてビックリです。

それにしても、早すぎませんか???(毎年言ってる)

まさかの「茅の輪」に救われた話

6月30日は「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」の日、というのをご存知ですか?

半年分の穢れを祓って、残りの半年を元気に過ごせますように…とお祈りする神事で、多くの神社では大きな茅(ちがや)の輪をくぐる「茅の輪くぐり」が行われます。

今年前半は、私自身がどうにも気持ちが上がらずにウツウツとしてしまうことも多かったので、「心機一転で茅の輪くぐりをして清めてもらうぞ!」(神頼み)と思っていたのに、気づけば6月30日は余裕で過ぎ去っていました。

「あー、やっちゃったぁ…」としょんぼりしていたのですが、先日の3連休・海の日に友達と一緒に出掛けた白山神社に、まだ茅の輪が残っていたんです!!!

夏越しの祓の茅の輪

これはもう、呼ばれたとしか思えません(勝手な解釈)

茅の輪の横に書いてあるお作法の通り、8の字を描いてくぐらせてもらったら、じんわりと肩の力が抜けていくような、不思議な清々しさがありました。

「穢れ」って、実は特別な人だけのものじゃない

そもそも「穢れ」というと、何か大きな罪や過ちのように感じてしまうかもしれませんが、本来はもっと日常的なもの。

知らず知らずのうちに溜め込んでしまった、疲れや心配ごと、悲しみやモヤモヤ。

そういう「気枯れ(けがれ)」= 気力が枯れてしまった状態のをスッキリと清めてもらえたらいいですよね。

グリーフケアの中でお話を聞かせてもらう中で、「大きな悲しみ」だけでなく、日々の小さな我慢や、言えなかった本音、飲み込んだ悔しさが、じわじわと澱のように心の中に溜まっていく方をたくさん見てきました。

「そんなに大したことじゃないし」
「これくらい、みんな我慢してることだから」

そうやって後回しにしているうちに、気づけば半年分、1年分と積み重なって、心も身体も重たくなってしまうんですよね。

力を込めて「感じちゃダメ」って押し込み続けないと、悲しみも悔しさも、ぶわっと溢れてきます。
飲み込む、感情を抑え込むって、とても体力がいることですし、そんなに簡単なことではないですから。

知らず知らずのうちに、心の痛みが鉛のように自分を重たくしてしまう。

昔の人が「半年に一度、まとめて祓う日」をわざわざ作ってくれたのは、放っておくと誰でも溜め込んでしまうものだから、こまめに区切りをつけましょうね、という知恵だったのかもしれませんね。

期限を逃したら、もう手遅れ?

「6月30日までにくぐりに行かなきゃ」
「今日中に終わらせなきゃ」
「あの時やっておくべきだった」

そんな風に、決められたタイミングを逃すと「もうダメだ」って、諦めモードに入ってしまうこと、ありませんか?

実は私がその「諦めモード」に入りがちなタイプで、「夏の茅の輪くぐり、逃してしまった…」と、一度はションボリと肩を落としました。

でも実際には、少し遅れたタイミングでも、ちゃんと巡り合わせはやってくるものなんですよね。

自分を労わることも、自分を大切にすることも、悲しみや後悔を手放すことも、きっと同じです。

「今日、できなかった」
「あの日、間に合わなかった」
「あの時、ちゃんと悲しみきれなかった」

それでも、大丈夫。

期限は一度きりじゃないし、思わぬところでふっと、手放すタイミングは巡ってきます。

焦らず、諦めず、自分のペースで待っていて大丈夫。

だってね、6月30日が祓の日だよ!と神様が決めてくれた日であっても、神社ではまだ茅の輪が残されていて「その日じゃなくても大丈夫だから」と言っているんですもの!!

神様側から「この日がベストだけれど、他の日だからダメなんてことはないんだよ」と言ってくださっているって思うと、肩の荷が少し下ろせて楽になれますよね。

心の中にも、小さな「茅の輪」を

思いがけずに茅の輪くぐりをして「穢れを祓い、この先の健康と安心を祈念できてよかった」と気持ちが軽くなった私から、今日はひとつご提案です。

今夜、眠る前に少しだけ時間をとって、「この半年で、地味に頑張ったこと」を3つだけ、思い浮かべてみませんか?

大きな達成でなくて大丈夫です。

「毎朝ちゃんと起きられた」
「しんどい日も、体のためにご飯を食べた」
「言いたいことをグッと飲み込んで、場を丸く収めた」

そのくらいの、地味で”誰にも褒められないようなこと”で充分!!

思い浮かべたら、両手で自分の身体をそっと優しく撫でてあげながら、心の中でつぶやいてみてください。

「よくやったね。それでもう、充分だよ」

これが、私なりの『心の茅の輪くぐり』です。

神社の茅の輪みたいに目には見えないけれど、溜め込んでいたものをそっと手放す、小さな儀式。

一度で全部スッキリしなくても大丈夫。

雨だれが石を穿つように、何度でも、思い出すたびにやってあげればいいんです。

小さな小さな、頑張りと呼ぶには…と思ってしまいそうなくらい些細なことであっても、自分に余裕がない時にその「小さいこと」を差し込むのだって本当はしんどいはずです。

自分が頑張っていることを誰よりもよく知っているのは、自分ですものね。

悲しみや苦しみの中で、ただ踏ん張って立っていることだって、ものすごく頑張らないとできないことです。

身動きができなくて足踏みしたり、前にも後ろにも進めずウダウダしている時間だって、悩み疲れてヘロヘロなはずです。

目標に向かって自分に負荷をかけて、文字通りに頑張ることをしたら、それはもう「エライ!スゴイ!」とほめるのは当然です。

眠れない夜に、自分の体や明日のことを考えて「眠ろう」とすることだって、立派な自分への思いやりと優しい気遣いです。

どんなこどだって、あなたが自分なりにやってきているすべてのことを、認めて褒めてあげていいんですから!!

今日も、120点満点

天気予報では「猛暑日」を超えた「酷暑日」という40度越えの強烈な暑さの地域もあるくらい、暑い日が続く中、なんとか一日を過ごすだけでもエネルギーを使いますよね。

ちゃんと起きて、ちゃんとご飯を食べて、それぞれのペースで一日を乗り切った。

それだけで、もう120点満点です。

ん?
100点満点じゃないの?って思いました?

いやいや、100点満点ならぬ「100点満点越えの120点!高得点!」って、言っちゃいませんか?

だって、頑張った自分をほめるのに、”わざわざ100点で天井を作らなくてもいい”はずだから。

決められたタイミングに間に合わなくたって、120点満点。

うまくやれなくたって、120点満点。

まだ何かを手放せずに抱えたままでも、120点満点。

私は先日、もうないだろうと思っていたのに思いがけずに出会えた茅の輪のおかげで、身も心も少し軽くなりました。

あなたにも、そんな「思いがけない巡り合わせ」が、ふっと訪れますように。

そして、今日という一日を乗り切ったあなたに、めいっぱいのハナマルを。

ではでは。
今日のあなたが、少しでも身軽な気持ちで眠りにつけますように。

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マミコ

マミコ

グリーフケア・アドバイザー

株式会社ドットコム・マーケティング在籍。 2021年、グリーフケア・アドバイザー1級取得。 2024年、動物医療グリーフケア®「ペットライフグリーフケアアドバイザー」認定。 人生で最もつらく答えのない苦しみに対峙するのが喪失体験です。『哀しむことは愛すること』という言葉を胸に、愛で見守り・愛で受け止め・愛で支えるグリーフケアを目指しています。 グリーフケア分野以外のお悩み相談・カウンセリングでは、自分に優しさを向けて思いやり、自己受容する生き方のサポートを得意とする。

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