【問題17】介護保険法における消滅時効について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 償還払い方式による介護給付費の請求権の時効は、10年である。
- 法定代理受領方式による介護給付費の請求権の時効は、2年である。
- 滞納した介護保険料の徴収権が時効によって消滅した場合には、保険給付の減額対象とならない。
- 介護保険料の督促は、時効の更新の効力を生ずる。
- 介護保険審査会への審査請求は、時効の更新に関しては、裁判上の請求とみなされる
答え:2.4.5
【問題17】の解答解説
1…誤り
消滅時効ときたら原則2年です。試験対策では原則2年と押さえておけば良いでしょう。償還払いによる介護給付費の時効は、原則通り2年です。10年ではありません。
2…正しい
設問1の解説にある通り、消滅時効ときたら原則2年です。法定代理受領方式による介護給付費の請求権も、原則通り2年です。
3…誤り
滞納した介護保険料の徴収権は2年で消滅します。2年以上滞納すると滞納した保険料は収められなくなり、滞納期間としてカウントされます。
例えば、第2号被保険者の時に保険料の滞納期間があると、第1号被保険者になり保険給付をもらう時に給付の制限がかかる可能性があります。
保険料の滞納期間に応じて給付の制限が行われます。
1年以上滞納:支払い方法の変更(償還払い)
1年半以上滞納:一時差し止め(全部or一部)
2年以上滞納:減額(9割給付から7割給付)
4…正しい
「督促は時効の更新の効力を生じる」。これはそのままのキーワードで押さえておかれると良いかなと思います。
民法の一部が改正になり、それに伴い令和2年4月から介護保険法の一部も内容に変更がありました。
時効の更新とは、進行していた時効のカウントがリセットされて、新たにカウントがスタートすることです。
5…正しい
これは特に押さえるところではありません。介護保険法において「審査請求は時効の更新に関しては、裁判所の請求とみなす」と規定されていますので正しいです。
裁判所に対して訴訟を提起したこととするということです。
4.5に関して、関係法律の条文を載せておきます。細かいポイントなので参考まで。
『LINE公式登録で無料セミナーご招待♪』
毎月無料セミナーをオンラインで開催しております。必ず出る単元を資料付きで月2~4回開催、1回1時間程度で「内容は有料級!」と評判です。参加方法はLINE公式「三方のケアマネ受験対策@ケアマネ合格革命」に登録していただくだけです!グループ内でご案内させていただきます。一緒に勉強しましょう♪
(LINE公式は完全無料・出入り自由です)
来年度ケアマネ受験対策講座、受付中!! 一緒に頑張りませんか?
次回ケアマネ受験対策講座、募集開始しました!一人での受験勉強で結果がでない… あと一歩で合格できない..悩みを抱えているあなたをバックアックする講座、教材をご用意しています。是非一緒に合格に向けて頑張りましょう!